え‐しき ヱ‥【会式】
※東大寺続要録(1281‐1300頃)「今年会式長吏興行」
※東大寺続要録(1281‐1300頃)「請僧六十口〈会式在レ別〉」
③
日蓮宗で、宗祖
日蓮の
忌日にあたる一〇月一三日と、その前日にいとなまれる祖師追恩の法会。御
(お)会式。
御命講。
御影講(みえいこう)。
※
洒落本・売花新駅(1777)駅路風景「堀の内の会式
(ヱシキ)は
雑司ケ谷より早く」
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デジタル大辞泉
「会式」の意味・読み・例文・類語
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会式 (えしき)
法会(ほうえ)の儀式の意。華厳会式,灌頂会式などと,たんに法会の意味でも用いられているが,後世もっぱら日蓮の正忌日(10月13日)に日蓮宗各寺で行われる追恩の法会を指して御会式(おえしき)という。御会式に参ることを会式参りといい,信徒がこの日仏壇に飾る吉野紙製の桜花を会式花という。このころ彼岸桜が狂い咲くといい,これを会式桜と称している。また真宗高田派では,3世顕智が消え失せたという7月4日に顕智を探すためといって,信者が夜を徹して集まるのを会式と称する。
→御会式
執筆者:伊藤 唯真
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会式【えしき】
元来,法会の儀式の略称。仏教各宗の行う法会と同義。今ではとくに日蓮の正忌日に修する法会を御会式(おえしき),御命講(おめいこう)といい,毎年10月12,13日の両日,同宗寺院では読経説教し万灯をおし立て題目を唱え,多くの旦信徒が参詣する。東京都大田区池上の本門寺,杉並区堀ノ内の妙法寺のものが有名。
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会式
えしき
仏教の法会 (ほうえ) の儀式のこと。とりわけ日蓮宗では日蓮の正忌日に修する法会をお会式と称し,毎年 10月 12,13日の2日間各派寺院で修法を行じる。日蓮の入滅の地である東京都大田区池上本門寺と杉並区堀ノ内妙法寺は最も盛ん。当夜寺院では祖師像に餅を供えて昼夜読経説教する。信者は万灯を押立て,太鼓をたたき題目を称えながら参拝する。大会式,開山会,御命講 (ごめいこう) ,御影供などともいわれる。
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