芝居掛(読み)しばいがかり

精選版 日本国語大辞典 「芝居掛」の意味・読み・例文・類語

しばい‐がかり しばゐ‥【芝居掛】

〘名〙
芝居関係者。ふつう、役者を除いた芝居関係の者。
談義本・地獄楽日記(1755)一「なめしま小兵衛といふ芝居(シバヰ)がかりの男〈略〉やがて大赦あるげなと聞くやその儘、芝居と思ひつき」
② (形動) 芝居がかっていること。また、そのさま。
落語・姫かたり(1890)〈三代目三遊亭円遊〉「飛だ芝居掛り可笑かったが」

しばい‐がか・る しばゐ‥【芝居掛】

〘自ラ五(四)〙 言動がわざとらしく作りごとのようになる。また、状況が作りごとのように、現実離れする。
※落語・御船戦争(1899)〈六代目桂文治〉「是れより芝居がかり小玉模様の相方となり」

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