色知(読み)いろしり

精選版 日本国語大辞典 「色知」の意味・読み・例文・類語

いろ‐しり【色知】

〘名〙 人情、特に男女間の情の道によく通じていること。また、その人。
申楽談儀(1430)猿楽常住の心得「この道は、礼楽にとらば楽也。人の中をにっことなすべし。然れば、色しりにてなくは、住する時節あるべし」

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