色を見て灰汁をさす(読み)いろをみてあくをさす

精選版 日本国語大辞典 「色を見て灰汁をさす」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 を 見(み)て灰汁(あく)をさす

(染色で、灰汁を加えるには、色の具合を見てその加減をするところから) むやみに事を行なわないで、時と場合に応じて適当な手段をとることのたとえ。
仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上「いろをみてこそあくをばさせ、枝を見てこそ花をも折れ」

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