良福寺村(読み)りようふくじむら

日本歴史地名大系 「良福寺村」の解説

良福寺村
りようふくじむら

[現在地名]香芝町大字良福寺

狐井きつい村・鎌田かまだ村の中間に所在。恵心僧都(源信)誕生地と伝承(阿日寺梵鐘銘)。「日本書紀」垂仁天皇七年七月七日条に「則ち当麻蹶速たぎまのくえはや野見宿禰のみのすくねすまひとらしむ。二人相対ひて立つ。各足を挙げて相蹶む。則ち当麻蹶速が脇骨を蹶み折く。亦其の腰を踏み折きて殺しつ。故、当麻蹶速の地を奪りて、悉に野見宿禰に賜ふ。是以其の邑に腰折田こしをれだ有縁なり」という地名説話がある。腰折田の所在地を「大和志」「大和名所図会」などは良福寺村とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android