良弁・朗弁・良辨・朗辨(読み)ろうべん

精選版 日本国語大辞典 「良弁・朗弁・良辨・朗辨」の意味・読み・例文・類語

ろうべん ラウベン【良弁・朗弁・良辨・朗辨】

奈良(天平)時代の僧。日本華厳宗第二祖。通称は金鷲行者・金鐘行者。幼時、鷲にさらわれ春日神社の杉の枝に置かれたのを義淵に救われたという。義淵から法相学を学び、奈良東山で修行した。天平五年(七三三聖武天皇の創建した金鐘寺(のちの羂索院)に住し、同一二年には新羅僧審祥を招いて初めて華厳経の講座を開いた。のち東大寺別当となり、僧正に進んだ。持統三~宝亀四年(六八九‐七七三

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