般涅槃(読み)はつねはん

精選版 日本国語大辞典 「般涅槃」の意味・読み・例文・類語

はつねはん【般涅槃】

〘名〙 (parinirvāṇa の音訳。円寂と訳する) 仏語。完全な涅槃の意。涅槃。般涅槃那とも。
今昔(1120頃か)五「種々の神変を現じて般涅槃に入ぬ」 〔勝鬘経‐一乗章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の般涅槃の言及

【仏教】より

…釈迦はこうして45年間,教化に努めた後,80歳にしてクシナガラの地で死去した。これを入滅(般涅槃(はつねはん))という。遺骸は信者たちの手で火葬され,遺骨は信者たちに分けられ,塔(ストゥーパ,舎利塔,仏塔)にまつられた。…

※「般涅槃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android