自由討議制(読み)じゆうとうぎせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自由討議制」の意味・わかりやすい解説

自由討議制
じゆうとうぎせい

国政全般に関し,議員が個人の意見を本会議場で自由に表明し討議する制度。議員同士の活発な議論を促し,議会を活性化し,国民の問題に対する関心を高める役割を果す。しかし,議会における政党影響力増加とともに党議拘束との関係から完全な議員の意思表明はむずかしいという意見もある。日本では 1947年の国会開設に際して導入されたが,さしたる成果を生まないまま,55年に制度そのものが廃止された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android