山川 日本史小辞典 改訂新版 「臈」の解説


ろう

年労にもとづく序列のこと。本来僧尼が得度してからの年数をいい,寺院社会ではそれによって地位が決まった(臘)。平安時代の律令官司では年労(在任年数)によって官位が昇進するという慣例がうまれ,俗官においても臈という観念規範が成立した。上臈・第一臈・臈次などの用法がみられる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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