精選版 日本国語大辞典 「臆病金」の意味・読み・例文・類語
おくびょう‐がね オクビャウ‥【臆病金】
〘名〙 室町末期の鎧の筒臑当(つつすねあて)の付属具。臑(すね)のうしろ側をおおう板。後部から薙(な)ぎ払われるのを防ぐためのもので、脹脛(ふくらはぎ)の部分に中央に鎬(しのぎ)を立てた長方形の鉄板を入れた。膕金(よぼろがね)。
※明徳記(1392‐93頃か)中「臆病金のはづれを諸足かけてぞ切たりける」
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