膀胱しぶり(膀胱テネスムス、膀胱性裏急後重)

六訂版 家庭医学大全科 の解説

膀胱しぶり(膀胱テネスムス、膀胱性裏急後重)
(腎臓と尿路の病気)

 排尿後の残尿感尿意が強いため、本人が耐えられないような強い痛み、または苦痛を伴う極端な頻尿(ひんにょう)となった状態を「膀胱しぶり」といいます。

 膀胱、尿道、前立腺などの急性炎症に伴って現れるもので、原因は膀胱炎膀胱結石膀胱腫瘍膀胱異物前立腺肥大などさまざまです。そのため尿検査のほか、X線検査など画像検査を行って疾患の検索を行います。

 治療は、原因となっている病気の治療が第一ですが、症状をやわらげる目的で鎮痛薬が投与されます。

 このような状態になった場合には、早めに泌尿器科を受診するようにしてください。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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