腰抜(読み)こしぬけ

精選版 日本国語大辞典 「腰抜」の意味・読み・例文・類語

こし‐ぬけ【腰抜】

〘名〙
① 腰に力を入れることができないこと。腰の力が抜けて立つことができないこと。また、その者。腰居(こしい)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「腰抜(コシヌケ)ぢゃア有めへし、立れねへといふことが有ものか」
② (形動) 臆病で意気地のないさま。腹のすわらないさま。また、その人。臆病者
三河物語(1626頃)三「さてもさても、こしぬけめかな」

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