脇戸町(読み)わきどちよう

日本歴史地名大系 「脇戸町」の解説

脇戸町
わきどちよう

[現在地名]奈良市脇戸町

しも御門みかど町の南に所在。「奈良曝」には「町役廿壱(ママ)。下ノ御門町の南町。いにしへ此町に具足の胴鍛冶脇戸名字の人住しより町の名とす」とみえる。「簡聚図絵鈔」の小五月郷指図に「脇戸郷南北行」とある。「大乗院雑事記」文明一二年(一四八〇)六月一九日条の「七郷」(興福寺寺門郷)のうちの南大門なんだいもん郷に「脇戸」がみえ、明応二年(一四九三)三月一三日条に「於元興寺郷脇戸郷越智足軽清三郎之手者打殺之」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android