能量寺(読み)のうりようじ

日本歴史地名大系 「能量寺」の解説

能量寺
のうりようじ

[現在地名]石狩市親船町

石狩川河口左岸に位置する。真宗大谷派、常行山と号し、本尊阿弥陀如来。寺号は一八五八年(安政五年)一二月に開創された箱館本願寺別院内役寺(現函館市)起源をもつ。六七年(慶応三年)二月に石狩道場が仮設されたことに始まる。明治八年(一八七五)親鸞画像が山鼻やまはな本願寺別院(現札幌市中央区)からもたらされ、翌九年六月親船おやふね町に真宗説教場が建立された。同一一年には能量寺寺号の石狩移転が認可され、翌一二年七月以降能量寺と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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