能代御台場跡(読み)のしろおだいばあと

日本歴史地名大系 「能代御台場跡」の解説

能代御台場跡
のしろおだいばあと

[現在地名]能代市落合字古悪戸

文久元年(一八六一)七月の海岸ヘ御仕送大砲調(伊頭園茶話)に「能代二ケ所御台場(水戸脇小館花)」とある。米代川河口の南岸の水戸脇(川口)北岸小館塙おだてばなに海岸警備のため御台場が置かれた。二ヵ所に置かれた大砲は、二四斤長加納一丁、六斤短重加納四丁、一五寸長忽砲一丁、二斤八丁、二〇寸臼砲一丁で、そのほか能代方備分として六五〇匁筒二丁、鉄製六五〇匁筒一丁、五〇〇匁筒一丁、三〇〇匁筒二丁、小臼砲二丁であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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