胼胝性潰瘍(読み)べんちせいかいよう(英語表記)callous ulcer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胼胝性潰瘍」の意味・わかりやすい解説

胼胝性潰瘍
べんちせいかいよう
callous ulcer

消化性潰瘍潰瘍底は,組織学的に表層性線維素滲出層,類線維素壊死化層,肉芽層,瘢痕層の4層に区別できるが,このなかの瘢痕層で線維性組織の増殖が特に強いものを胼胝性潰瘍という。この組織の増殖が異常に盛んになると,潰瘍の範囲をこえて腫瘤を形成することもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android