胸に鑢を掛く(読み)むねにやすりをかく

精選版 日本国語大辞典 「胸に鑢を掛く」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 に 鑢(やすり)を掛(か)

ひどく苦悩する。心を痛切に悩ませる。
浄瑠璃心中宵庚申(1722)道行在所の親仁姉御にも悲しいことを聞すと思へば、此胸にやすりをかけ肝を猛火で熬(い)る様な」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android