背負投を食う(読み)しょいなげをくう

精選版 日本国語大辞典 「背負投を食う」の意味・読み・例文・類語

しょいなげ【背負投】 を 食(く)

① しょいなげで投げられる。
落語穴蔵泥棒(1891)〈三代目三遊亭円遊〉「此の間も八百屋の悴の五才になるのを私は背肩投(ショヒナゲ)を喰はせました」
② いよいよ事が成就しそうになったとき、相手約束を破られ、または見込みがはずれてしまい、ひどい目にあう。
※落語・小夜千鳥(1892)〈禽語楼小さん〉「其御通客様は却て自己力負けが為て傾城に背負(ショイ)投げを喰ふ事が御坐います」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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