肓膏(読み)こうこう(くわうかう)

普及版 字通 「肓膏」の読み・字形・画数・意味

【肓膏】こうこう(くわうかう)

心臓の下と、横隔膜の上。治療の及びがたいところ。〔左伝、成十年〕(晋侯)、疾(やまひ)(へい)なり。医を秦に求む。~む。疾、二豎子(じゆし)と爲りて曰く、彼は良なり。我を傷つけんことを懼(おそ)る。焉(いづ)くにか之れをれんと。其の一曰く、肓の上、膏の下に居らば、我を何(いかん)せんと。至る。曰く、疾爲(をさ)むべからざるなり。肓の上、膏の下に在り~と。曰く、良なりと。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報