聞茶・利茶(読み)ききちゃ

精選版 日本国語大辞典 「聞茶・利茶」の意味・読み・例文・類語

きき‐ちゃ【聞茶・利茶】

〘名〙
① =かぎちゃ(嗅茶)《季・春》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② 茶を味わいわけること。または、その茶。本茶といわれる栂尾(とがのお)の茶とそれ以外の産の非茶について、産地や精製した茶師などを飲みあてる。闘茶に起原をもち、茶の湯では七事式(しちじしき)茶かぶきに取り入れられている。
※俳諧・懐子(1600)四「初昔かくいちはやき聞茶かな〈徳元〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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