精選版 日本国語大辞典 「聞置」の意味・読み・例文・類語
きき‐お・く【聞置】
〘他カ五(四)〙
① 聞いて覚えている。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「かの人々いづこにとも、はかばかしうききをかずなりにしかばなん、いまに心には思ひながら、え尋ねざりつる」
※風姿花伝(1400‐02頃)六「廿余年が間(あひだ)、目に触れ、耳にきき置しまま、その風(ふう)を受けて」
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