聞明(読み)ききあきらむ

精選版 日本国語大辞典 「聞明」の意味・読み・例文・類語

きき‐あきら・む【聞明】

〘他マ下二〙 聞いて、事実を明らかに知る。はっきり事の次第を了解する。
※宇津保(970‐999頃)吹上下「としごろ、むねの炎さめず嘆き渡りつることを、仏世におはしましければ、ききあきらめつること」

きこえ‐あか・す【聞明】

〘他サ四〙 (「いいあかす(言明)」の謙譲語) お話を申しあげて夜を明かす。夜を徹してお話し申しあげる。
※枕(10C終)一三六「夜を通して、昔物語もきこえあかさんとせしを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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