聞旧・聞古(読み)ききふるす

精選版 日本国語大辞典 「聞旧・聞古」の意味・読み・例文・類語

きき‐ふる・す【聞旧・聞古】

〘他サ五(四)〙 何度も聞いて新鮮味をなくす。
蜻蛉(974頃)上「いたらぬ所なしとききふるしたる手も」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「聞旧(キキフル)した諺も今は耳新しく身に染みて聞かれる」

きき‐ふ・る【聞旧・聞古】

〘自ラ上二〙 聞きなれて、新鮮味がなくなる。何度も聞いて珍しくなくなる。
※続後撰(1251)夏・一九一「都にはききふりぬらんほととぎす関のこなたの身こそつらけれ〈藤原実方〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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