聖サルバトール大聖堂(読み)せいサルバトールだいせいどう

世界の観光地名がわかる事典 「聖サルバトール大聖堂」の解説

せいサルバトールだいせいどう【聖サルバトール大聖堂】

ベルギー北西部、ウェストフランデレン州の州都ブリュージュにある大聖堂。鉄道ブリュージュ駅から約1.2kmの場所にある。首都ブリュッセルからブリュージュまでは鉄道で約1時間かかる。12世紀に建設が始まり、15世紀に完成したブリュージュ最古の教会である。その後、何度か火災に見舞われ、修復再建を繰り返した。高さ99mの塔は12世紀に建造を開始したが、塔の上部は19世紀に再建されたものである。多くのタペストリーや美術品、中世の墓がある。中でも見どころは1730年に制作されたタペストリーといわれ、そのモデルとなった絵画も残されている。また、ブリュージュ最古のパイプオルガンもある。聖堂内部には大聖堂博物館が併設され、絵画や聖遺物の箱などが展示されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android