聖の君(読み)ひじりのきみ

精選版 日本国語大辞典 「聖の君」の意味・読み・例文・類語

ひじり【聖】 の 君(きみ)

① 徳のすぐれた君主聖君(せいくん)
書紀(720)垂仁二年一〇月(北野本訓)「一に云はく〈略〉伝(つて)日本国に、聖皇(ヒシリノキミ)ますこと聞(うけたまは)りて帰化(まうおもむ)く」
僧侶尊称
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「我が大事のひじりのきみ、この事おもむけしめ給へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android