耳付(読み)みみつき

精選版 日本国語大辞典 「耳付」の意味・読み・例文・類語

みみ‐つき【耳付】

〘名〙
① 耳をすまして注意して聞くこと。聞きたいと思うこと。また、その事柄。耳よりなこと。
※承応版狭衣物語(1069‐77頃か)一「此のめのとは、いと耳つきに覚えけれど」
② 耳のかっこう様子
浮世草子西鶴織留(1694)六「くほうなる耳付、仕合のそなはりし目の中と」
③ 耳がついていること。また、そのもの。「耳つきの鍋」
南方録(17C後)滅後花入は耳付なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android