耐性(薬が効かなくなる)

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説

耐性(薬が効かなくなる)

 薬を繰り返し使用するうちに、効き目がしだいに低下したり、まったく効かなくなる現象を「耐性」といいます。初期と同じ効果を出すためには、薬を多量に用いる必要が生じ、副作用も増えてきます。


 ほとんどの薬にこの現象のおこる可能性がありますが、とくに耐性をおこしやすい薬は、催眠剤鎮痛剤抗生物質麻薬などです。


 耐性のおこる原因はいろいろですが、一般には、使用している薬の有効成分を分解してしまう酵素が出現するためで、お酒に強くなるのもアルコールに対する耐性がおこるからです。薬をむやみに飲み続けたり、かってに増量すると、耐性がおこりやすくなります。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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