老妻(読み)ロウサイ

デジタル大辞泉 「老妻」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さい〔ラウ‐〕【老妻】

年老いた妻。

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精選版 日本国語大辞典 「老妻」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さい ラウ‥【老妻】

〘名〙
① 年老いた妻。自分の妻をへりくだっていう。
四河入海(17C前)一〇「只我が老妻の我れと米なんどをついて我に供するに」 〔杜甫‐江邨詩〕
令制で、年齢区分が老(一)②にあたる人妻。〔正倉院文書‐養老五年(721)下総国葛餝郡大嶋郷戸籍〕

おい‐め【老妻】

〘名〙 年老いた妻。ろうさい
※俳諧・犬筑波集(1532頃)恋「無念なからもうれしかりけり さりかぬるおいめを人にぬすまれて」

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普及版 字通 「老妻」の読み・字形・画数・意味

【老妻】ろう(らう)さい

年老いた妻。唐・杜甫〔江村〕詩 老妻、紙に畫(ゑが)きて棊局と爲し 稚子(ちし)、針を敲(たた)いて鉤(てうこう)と作(な)す

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