老先・老前(読み)おいさき

精選版 日本国語大辞典 「老先・老前」の意味・読み・例文・類語

おい‐さき【老先・老前】

〘名〙 (「生い先」からの類推でできた語か)
① 年を取っていく行く末。年を取ってからの余生
浮世草子日本永代蔵(1688)六「『〈略〉人間の身はわづらひある物』と、老さきの事あんじける」
浄瑠璃嫗山姥(1712頃)四「『〈略〉敵の首いくつでも、引ぬいて上ましょ』と老さき見へたる広言に、御悦びは浅からず」

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