老いの繰り言(読み)おいのくりごと

ことわざを知る辞典 「老いの繰り言」の解説

老いの繰り言

老人が、言っても益のない愚痴をくどくどと繰り返して言うこと。老人の愚痴。

[使用例] わしは、なくなったお母さんと二人分、気をもんでいるのだ。それを、あの子に知ってもらいたかったのです。あの子は、それさえ覚えていたら、それを覚えている限りは、ああ、わしは、同じことばかり言っている。老いの繰り言というやつだ[太宰治*新ハムレット|1941]

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