羽鹿島村(読み)はじかじまむら

日本歴史地名大系 「羽鹿島村」の解説

羽鹿島村
はじかじまむら

[現在地名]鰍沢町鹿島きしま

富士川大柳おおやな川が流入し、曲流する東岸に位置し、東は山を隔て落居おちい(現六郷町)、西は川越えに箱原はこばら村、南は日向ひなた山麓岩間いわま(現六郷町)下流楠甫くすほ(現同上)、北は黒沢くろさわ(現市川大門町)。八代郡東河内ひがしかわうち領に属した。慶長古高帳に村名がみえ、高一一石余、幕府領。享保九年(一七二四)の村明細帳(鹿島区有文書)によれば、延宝六年(一六七八)検地で高五三石余となり、中田四石余・下田二石余、上畑九石余・中畑九石余・下畑一〇石余・下々畑三石余・山砂畑一石余、屋敷二石余、反別田六反余・畑屋敷一一町二反余、享保九年の家数三八・人数一三六、馬三。文化(一八〇四―一八)初年の家数五〇・人数二三三、馬二(甲斐国志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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