美松(読み)うつくしまつ

精選版 日本国語大辞典 「美松」の意味・読み・例文・類語

うつくし‐まつ【美松】

〘名〙 アカマツの園芸品種の一つ滋賀県の美松山の一局地に自生し、天然記念物とされている。高さ一~七メートル。枝は根ぎわから出て樹形は傘形をなす。多行松に似て、葉は細く光沢がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の美松の言及

【アカマツ(赤松)】より

…アカマツはクロマツに比して女性的な印象を与えるので,門松や門冠(もんかぶり)松には適しないが,庭園樹としては広く植えられる。特に幹が根際から数本に分かれて広がり,全体が傘形になる美(うつくし)松や多行(たぎよう)松は有名である。前者は滋賀県甲賀郡の美松山に自生があり,天然記念物となっている。…

※「美松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android