縮上(読み)ちぢみあがる

精選版 日本国語大辞典 「縮上」の意味・読み・例文・類語

ちぢみ‐あが・る【縮上】

〘自ラ五(四)〙
① すっかりちぢれる。
発心集(1216頃か)五「髪赤くちぢみあがりたる小童の」
恐怖や寒さで体が畏縮する。からだや気持が小さくなる。縮み込む。
滑稽本浮世床(1813‐23)二「ソコデ縮のままで縮上(チヂミアガ)って、絽の羽織有てもやくにたたず」
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一「『ルキヤアヌイチ』は咳をせいて寒さに縮み上った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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