緑児の・嬰児の(読み)みどりこの

精選版 日本国語大辞典 「緑児の・嬰児の」の意味・読み・例文・類語

みどりこ‐の【緑児の・嬰児の】

幼児は、はいまわるものであるところから「はいたもとおる」に掛かる。
万葉(8C後)三・四五八「若子乃(みどりこノ)はひたもとほり朝宵にねのみそ吾が泣く君無しにして」
[補注]「続日本後紀‐嘉祥二年三月庚辰」の「嬰児(みどりこノ)咳語」の「咳語」を「孩(をさなき)(こと)」とする説によれば「嬰児」は「おさなし」に掛かる枕詞となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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