…16世紀初期,尚真王のときに各地に割拠していた按司は王都首里に集居させられ,以後,社会的身分の最高位をあらわす位階としておもに王族から任命され,間切(まぎり)と称される行政区域の領有を保障された。近世になってもその性格は基本的に変わらなかったが,按司地頭とも称され総地頭とともに両総地頭の名で呼ばれる琉球王国の中枢的存在であった。その屋敷を俗に御殿(うどうん)という。…
※「総地頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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