緊張型頭痛(筋緊張性頭痛/筋収縮性頭痛)(読み)きんちょうがたずつうきんきんちょうせいずつうきんしゅうしゅくせいずつう(英語表記)Tension-type Headache

家庭医学館 の解説

きんちょうがたずつうきんきんちょうせいずつうきんしゅうしゅくせいずつう【緊張型頭痛(筋緊張性頭痛/筋収縮性頭痛) Tension-type Headache】

[どんな病気か]
 後頸部(こうけいぶ)(うなじ)や肩などの筋肉収縮緊張しておこる頭痛です。30~50歳代の人に多くおこります。
[症状]
 痛みの多くは鈍痛で、じーんとした痛みが続くことが多く、まるで頭に鉢(はち)をかぶったような、あるいはしめつけられるような痛みを覚えます。このような痛みが、午後になると一層強くなります。肩こり、くびの筋肉の張りをともないます。
 これらの症状は、雨天などの天候や精神的ストレス(仕事上や対人関係の悩み、不安、過労不眠など)がきっかけとなっておこってくることが少なくありません。
[治療]
 抗不安薬(こうふあんやく)、筋肉の緊張をほぐす筋弛緩薬(きんしかんやく)、鎮痛薬(ちんつうやく)の併用が効果があります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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