綿帳(読み)めんちょう

精選版 日本国語大辞典 「綿帳」の意味・読み・例文・類語

めん‐ちょう ‥チャウ【綿帳】

〘名〙 木綿蚊屋をいう、女房詞
女重宝記(元祿五年)(1692)一「もめんかやは めんちゃう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の綿帳の言及

【蚊帳】より

…麻糸で1枚の蚊帳をつくるには非常な手間と日数を要し,主婦が1張の蚊帳をつくることは男が一代で家を建てることに匹敵する功労といわれた。蚊帳にはこのほか木綿の綿帳,紙製の紙帳もあり,幼児用の折りたたみ式幌蚊帳もある。綿帳,紙帳は麻蚊帳の買えない人や雇人用として用いられたが,そればかりでなく綿帳は冬の防寒用に,また紙帳は塗師がほこり除け用としても利用した。…

※「綿帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android