続発性気胸

六訂版 家庭医学大全科 「続発性気胸」の解説

続発性気胸
(呼吸器の病気)

 肺気腫(はいきしゅ)気管支喘息(きかんしぜんそく)肺線維症(はいせんいしょう)図44)、肺結核肺化膿症(はいかのうしょう)肺好酸球性肉芽腫(はいこうさんきゅうせいにくげしゅ)などの肺疾患に続発して起こる気胸をいいます。これら基礎疾患ブレブができやすく、また肺結核や肺化膿症では空洞が直接破裂することによって気胸が起こります。

 好発年齢は、基礎疾患の関係上、50歳以上の高齢者に多く、体型による特徴は認められません。

 症状診断、治療方法は、自然気胸と変わりはありません。しかし、肺気腫肺線維症の患者さんが気胸を起こすと、時に死に至ることもあるので、早期受診が必要です。


出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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