絹素(読み)けんそ

精選版 日本国語大辞典 「絹素」の意味・読み・例文・類語

けん‐そ【絹素】

〘名〙 白色絹布素絹
正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳「袈裟をつくるには〈略〉麤細の布ともになきは、絹素をもちゐる」 〔杜甫‐丹青引贈曹将軍霸〕

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普及版 字通 「絹素」の読み・字形・画数・意味

【絹素】けんそ

白いきぬ。〔歴代名画記、一、論画六法〕今の畫人、筆塵埃(じんあい)を混(まじ)へ、丹は其の泥滓(でいし)(沈んだかす)に和し、徒(た)だ絹素を(けが)すのみ。豈に繪畫と曰はんや。

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