絹糸(読み)きぬいと

精選版 日本国語大辞典 「絹糸」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐いと【絹糸】

〘名〙
① 蚕の繭からとった糸。蚕の繭を乾燥してから煮て、それからひき出してとる。生糸、練り糸などがある。けんし
※大かうさまくんきのうち(1605頃)「うり物には、〈略〉きぬいとそめいと、あさのいと、あせのごい、てのごい」

けん‐し【絹糸】

〘名〙 蚕の繭からとった糸。生糸(きいと)。また、それを精練して、縒糸(よりいと)にしたもの。きぬいと。

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デジタル大辞泉 「絹糸」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐いと【絹糸】

蚕の繭からとった糸。生糸・練糸などがあり、ふつう練糸をいう。けんし。

けん‐し【絹糸】

きぬいと。「人造絹糸
生糸を精練して撚糸ねんしにしたもの。
[類語]綿糸毛糸

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「絹糸」の意味・わかりやすい解説

絹糸
きぬいと

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