絶版・絶板(読み)ぜっぱん

精選版 日本国語大辞典 「絶版・絶板」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐ぱん【絶版・絶板】

〘名〙 一度出版した本の印刷発行を中止すること。現代では、主として一度発行した書籍の版や紙型をこわしたり失ったりして、再び発行しないことをいう。
御触書寛保集成‐三五・享保七年(1722)一一月「只今迄有来候板行物之内、好色本之類は、風俗之為にもよろしからざる儀に候間、段々相改、絶板可仕候事」
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉東西愛書趣味の比較「文献史研究者は大抵複製本(数種あるが何れも今は絶版)を以て満足する外は無いが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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