結上・掬上(読み)むすびあげる

精選版 日本国語大辞典 「結上・掬上」の意味・読み・例文・類語

むすび‐あ・げる【結上・掬上】

〘他ガ下一〙 むすびあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 結んで上へ上げる。髪を結んで結いあげる。
源氏(1001‐14頃)総角「むすびあげたるたたりの、簾垂のつまより木丁のほころびに透きてみえければ」
② (掬上) 手のひらで水などを、すくいあげる。
万葉(8C後)一一・二七〇六「泊瀬川速み早瀬を結上(むすびあげ)て飽かずや妹と問ひし君はも」
③ すっかり結んでしまう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android