山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
経済協力開発機構(OECD)(けいざいきょうりょくかいはつきこう)
Organization for Economic Co-operation and Development
マーシャル・プランのヨーロッパ側受け入れ機関であるヨーロッパ経済協力機構(OEEC)に,アメリカおよびカナダが加わり改組されて,1961年9月に発足した経済協力を目的とした国際機関。当初は社会主義圏からの経済競争への対処が主要な目的であったが,現在では金融の安定や経済成長を図ること,また途上国援助と支援など,その目的はきわめて広範で多岐にわたっている。事務局はパリに置かれ,2006年現在30カ国が加盟している。日本は1964年に加盟。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報