細領巾の(読み)ほそひれの

精選版 日本国語大辞典 「細領巾の」の意味・読み・例文・類語

ほそひれ‐の【細領巾の】

地名鷺坂山」にかかる。
古今六帖(976‐987頃)六「ほそひれのさきさかやまのしらつつじ我ににほはせいもにしめさん〈柿本人麻呂〉」
[補注]鷺(さぎ)頭部に立ち上がった長い毛のあるのを、領巾(ひれ)に見立てたものというが、「万葉集‐一六九四」の「細比礼乃(たくひれの)」の誤訓によってできたことば。

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