細肴町(読み)ほそさかなまち

日本歴史地名大系 「細肴町」の解説

細肴町
ほそさかなまち

[現在地名]酒田市本町ほんちよう一丁目

うち町西方に東西に延びる両側町で、西側は堀を境に片肴かたさかな町。肴町とも称し、内町組に属する。慶長三年(一五九八)上杉景勝が城将志駄修理に命じて三の丸を築いてから、三の丸内の魚渡世の町として成立した。町名は町方の魚渡世の者が住んだ片肴町に対して、城下の魚渡世の者が多く住んだことに由来する(酒田市史)。明暦二年(一六五六)の酒田町絵図(大泉叢誌)に肴町とみえ、町の長さ二五間、屋敷一六軒。天和三年(一六八三)の酒田町割家数人数書上(鶏肋編)によると町域は一町、家数二一・人数七六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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