紅塵万丈(読み)こうじんばんじょう

精選版 日本国語大辞典 「紅塵万丈」の意味・読み・例文・類語

こうじん‐ばんじょう コウヂンバンヂャウ【紅塵万丈】

〘形動〙 市街地などに土ぼこりが立ちこめるさま。また、世俗のきわめてわずらわしいさま。
犬蓼(1890)〈斎藤緑雨〉「紅塵万丈(コウヂンバンヂャウ)俗なれや何れ都は、山越えて来る鐘の音なく」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇「紅塵万丈の都会に住んでる気はなくなって」

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