紅の薄様（読み）クレナイノウスヨウ

デジタル大辞泉「紅の薄様」の意味・読み・例文・類語

１紅色の薄手の鳥の子紙。
「―に、こまやかに書きたるべしと見ゆ」〈源・浮舟〉
２襲かさねの色目の名。襲の衣の上から下へ紅をしだいに薄くし、下の2枚を白としたもの。

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女房の装束または懐紙などの襲(かさね)の色目の名。上から下へ紅色を次第に薄く匂わしたもの。

※蜻蛉（974頃）下「文とりてかへりたるをみれば、くれなゐのうすやうひとかさねにて、紅梅につけたり」

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