紀南遊嚢(読み)きなんゆうのう

日本歴史地名大系 「紀南遊嚢」の解説

紀南遊嚢
きなんゆうのう

三冊 坂本天山著

成立 寛政一一年

写本 国立国会図書館

解説 信州高遠藩士坂本天山が寛政一〇年冬から翌年春にかけて太地浦の鯨漁をみる目的南紀を訪れた折の紀行。当時の鯨漁の様子や、観漁の間に巡った熊野三山の様子が具体的に知られる。なお天山は寛政一一年の正月は那智権現で迎えている。

活字本熊野太地浦捕鯨史所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android