糸玉(読み)いとだま

精選版 日本国語大辞典 「糸玉」の意味・読み・例文・類語

いと‐だま【糸玉】

〘名〙 綿を芯(しん)にして色糸を巻き付けた毬(まり)手毬
善心悪心(1916)〈里見弴〉「いま彼の運命の毬(イトダマ)が、この生若いへっぽこ行員の手に握られてゐると思ふと」

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