粟津温泉(読み)アワヅオンセン

デジタル大辞泉 「粟津温泉」の意味・読み・例文・類語

あわづ‐おんせん〔あはづヲンセン〕【粟津温泉】

石川県小松市にある温泉北陸では最も古く、奈良時代発見と伝えられる。泉質硫酸塩泉

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精選版 日本国語大辞典 「粟津温泉」の意味・読み・例文・類語

あわづ‐おんせん あはづヲンセン【粟津温泉】

石川県小松市にある温泉。加賀温泉郷に属す。養老年間(七一七‐七二四泰澄の発見と伝えられる。泉質は硫黄泉皮膚病リウマチなどにきく。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「粟津温泉」の意味・わかりやすい解説

粟津温泉
あわづおんせん

石川県小松市にある温泉。加賀温泉郷の一つ。北陸最古の温泉で白山(はくさん)を開いた泰澄(たいちょう)の発見という。山に囲まれた閑静な温泉で、唐破風(からはふ)御殿造の玄関や優雅な庭園をもつ懐古調の旅館と、近代的なホテルとが並立する。泉質は硫酸塩泉。8月下旬には「おっしょべまつり」があり、女中お末と下男竹松の恋物語が主題の『おっしょべ節』とその踊り、「おっしょべ太鼓」が有名。JR北陸本線粟津駅からバス10分。

[矢ヶ崎孝雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粟津温泉」の意味・わかりやすい解説

粟津温泉
あわづおんせん

石川県南西部,小松市の中央部にある温泉。奈良時代に泰澄法師の発見と伝えられ,古くは地元住民の湯治場であった。加賀温泉郷の1つ。泉質は硫酸塩泉。泉温は 40~60℃で,湯量は少い。温泉街は総湯を中心に旅館が並び,曲打ちの「いで湯太鼓」は粟津の名物

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